競 馬 ソ フ ト 研 究 所


某有名競馬予想師からのコラム

某有名競馬予想師のコラム

7月4日 福島競馬場 第11レース ラジオたんぱ賞(G3)
◎2枠  3番 ケイアイガード
○3枠  5番 ハットトリック
▲5枠  9番 ナイキアロー
△3枠  4番 カンパニー
×8枠 15番 フウランジョー
×5枠  8番 マイネルベナード
×4枠  7番 シルクディレクター

昔は、『残念ダービー』と呼ばれていたレースだが、近年様子が違ってきた。G1戦線を使ってきた馬は、秋に備えて放牧するのが当たり前になってきた為、出走馬のレベルが1枚落ちる。このレースの一つの焦点として「福島の小回り」がどうかというのが目安となる。
本命◎は、ケイアイガード この馬から狙う!!!! 調教で併走馬を軽く追っただけで2馬身ちぎった。とにかく調子が良さそうだ。対抗○が、ハットトリック この馬については、まだまだ底が割れていないと見る。サンデーサイレンスの子ということもあって、まだまだ先が楽しめそうな馬だ。▲がナイキアロー 前走の東京の芝1600m ゴール前叩き合ったときの勝負強さ!いかにもブライアンタイムズの産駒らしくいい走りをしていた。このメンバーなら期待したい!配当的な妙味もあるだろう。△が、カンパニー おそらくこの馬が一番人気になるのではなかろうか?前2走とも非常に強い勝ち方をしている。本当は、この馬から買いたいという気もあるが、馬券的に全く面白くないと思い、やめた。人気になるほどの力差は無い! と見た!あと、フウタンジョー、マイネルベナード、シルクディレクターと続く。
個人的には、シルクディレクターとハットトリックとナイキアロー この三頭を推薦したい。ただ上位の馬たちの力は、非常に拮抗している。

7月4日 函館競馬場 第11レース 函館スプリントステークス(G3)
◎2枠  4番 サニングデール
○2枠  3番 カルストンライトオ
▲6枠 12番 ドリームカムカム
△3枠  5番 ウィンラディウス
×7枠 14番 シーイズトウショウ
×1枠  1番 サクラタイリン
×5枠 10番 ゴールデンロドリゴ

本命サニングデールの陣営にとって、ここは『狙いに狙ったレース』に見える。他のどの馬よりも早く函館入りし、調教でもラスト1ハロン(約200m)12.0秒をマーク!!前日の雨で水を含んだ馬場を考えれば、キチガイじみた時計だ!私の記憶に間違いが無ければ、スプリントステークスはG3のはずだ。スプリンターズステークス(G1)がもう始まるのかと勘違いしてしまうほどの仕上がりだ!首使いも良くG1馬らしい最高の仕上がりだ。1200mのスペシャリストのお手並み拝見といこう! ○のカルストンライトオ 1200mの平坦ということもあって、テンの早い馬は外せない。この馬のスピードは、G1級で、この中に入ってもスピードの見劣りは無い。サニングデールが展開に泣くようなことがあれば、同馬の出番だろう。▲のドリームカムカム この面子に入ってサニングデールの斤量58Kに対し、同馬は54K!いかにも有利に働いた感がある。ジョッキーも追える騎手「後藤浩輝」に替わり、安藤勝巳と比べても遜色は無い。 他馬は、いちおう勝負付けの済んだ感がある。

(ちょっとしたお話)
春のG1戦線も終わり、3歳馬はダービーを終えた。今から秋の勢力図を変える馬が何頭も出てくることだろう。思い起こせば、かの有名な“メジロマックイーン”。春競馬が終わった時点では、なんと「条件馬」だった。夏の間にメキメキと力をつけ、G1を何勝もする名馬となった。今回の福島ラジオたんぱ賞の3歳馬の中にも最後のクラッシック菊花賞(G1)を勝てるような強い馬がきっといるだろう。「マチカネフクキタル」や「ヒシミラクル」の様な目覚しい活躍をする馬がきっとまだ眠っている。夏競馬では、“格”や“勝ったレース”を見ずに、調子のいい馬から狙うと思いがけない高配当を手に出来る。ヒシミラクルの菊花賞を思い出すと、いまだに顔がニヤケル。あの時の馬単は、いくら付いたでしょう!それを1万しか買っていなくても、払戻しがいくらになったことか!もちろん馬連も同じく1万入れていた。みんなにも“ニヤケテホシイ”。
(競馬研究所追記: 2002年10月20日 菊花賞は、10番人気のヒシミラクルが勝ち、2着に16番人気の馬が入り、馬単18万2540円、馬連9万6070円の大荒れのレースになった。このレース後G1を2勝する名馬となった。)




競馬ソフト研究所

Last Update : 2004年07月02日 23:56